用語解説

ドローベンチとは、引き抜き加工と呼ばれる塑性加工に用いられる、金属加工機です。ドローベンチの歴史は長く、100年以上前から使用されております。金属を、ダイスと呼ばれるテーパー状の金型に通して、直線的に引き抜くことで、減面率を大きくできることが、特徴の一つです。引き抜き加工機には、伸線機と抽伸機があり、ドローベンチは抽伸機とも呼ばれます。伸線機は、電線などの巻き取れる金属線材を成型しますが、ドローベンチはパイプや棒など、曲げられない金属を成型します。