用語解説

圧延とは、ローラ間に金属を通して、所定の厚みの板や棒を形成することです。金属には、弾性の限界値を超える力を加えると永久変形する性質があり、その性質を利用した塑性加工の1種です。圧延は、薄鋼板・薄鋼板・棒鋼などの鋼材をはじめ、一次加工品の製造に用いられます。形成できる厚みは、数百mmから数μmまでと幅広く、自動車のパネルや建材、アルミ缶などの材料になります。また、連続的に金属を形成できるため、大量生産に向いているのも特徴です。