圧延機・ロールプレス.COMを運営する大野ロール株式会社では、ロールプレスの修理・メンテナンス事例を多数有しており、ロールプレスの修理・メンテナンスをご検討の方必見の情報を配信しております。
今回の記事では、ロールプレスに関する基礎知識としてロールプレスとは何か?その特徴、メンテナンスに関してご紹介いたします。さらに修理メンテナンス事例も掲載しております。

 

ロールプレスとは?

ロールプレスとは、ロール間に金属鋼材を通して、リチウムイオン電池等の電極を圧縮・圧延し、高密度化することです。当加工を行う装置を、ロールプレス装置やローラープレス装置と呼んだり、そのままロールプレスと言う場合も、プレスロールと呼ぶ場合もあります。

ロールプレス装置は、リチウム電池製造ラインをはじめ、回路基板材料の圧縮工程にも用いられます。用途が、高機能製品材料の成型のため、高精度・高密度加工による材料性能の均一化が求められます。圧延機・ロールプレス.COMを運営する大野ロールでは、研究用の5型から大量生産用の32型まで、8機種の製造をしています。

 

ロールプレスの特徴

次にロールプレスの特徴について解説をしていきます。ロールプレスの特徴は主に3つあり、それぞれ①品質が安定すること、②機器の大きさがコンパクトでありかつ高圧力を実現することができること、③作業環境をきれいに保つことができることです。

①品質が安定する

サーボコントロール技術が使用された制御装置を使用することで、ワークに対する圧力を一定・均一化することができます。これにより、ワークに発生するしわ・反り・ズレなどがなくなり歩留まりが改善することで、コストダウンを実現することができます。

②機器がコンパクトかつ高圧力を実現可能

ロールプレスの駆動源を油圧から電動にすることで機器のサイズをコンパクトにすることができ、また高圧力も実現することができます。機器のサイズをコンパクトにすることで現場での占有面積を抑えることができ、結果として現場の生産性向上に貢献します。

③作業環境をきれいに保つことができる

ロールプレスは、油圧を必要としないため油漏れを起こす心配がありません。そのため作業現場の環境をきれいに保つことができ、安全性を高めることができます。

 

ロールプレスの修理・メンテンナンスについて

ロールプレスの修理・メンテナンスを行う箇所としては、機械本体・電気制御部品の大きく2種類存在します。機

械本体の修理・メンテナンスを行う際は、まず各部品に摩耗や破損がないか丁寧に確認をします。摩耗箇所がある場合は新しい部品への交換、摩耗が著しい場合は部品の材質の見直しも検討します。

一方、電気制御部品は、主幹コントローラ、自動板厚制御コントローラ、自動形状制御コントローラ、HMIシステム、モータ駆動装置から成ります。長年ロールプレスを使用しているとこれらの装置の中で生産が中止されているものも出てきます。そのため、現行の最新装置に変更することで今後の修理・メンテナンスの手間を省くことができます。

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ロールプレスの修理・メンテナンス事例

続いて、実際に当社が納品したロールプレスの実績のご紹介です。

修理メンテ事例①:減速機の油交換事例

減速機の内部には、歯車の金象摩耗粉や、結露による水分など異物が混入されてしまう事が多くあります。日常のメンテナンスでは、減った油の補充は行っても、油の全交換まで行う場合は稀です。今回は各減速機の油の全交換を行う事で予防保全に努めることができました。

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修理メンテ事例②:圧延設備全体のライン芯調整作業

14型ロールプレス機において、床の経年変化によりライン芯のずれが発生していたため、ライン芯の調整作業を実施しました。

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ロールプレスのことなら、圧延機・ロールプレス.comにお任せください!

圧延機・ロールプレス.comを運営する大野ロール株式会社は、圧延機やロールプレスの修理メンテナンスから改造、装置の設計・製造までを行う塑性加工機メーカーです。当社は1927年の創業以来、圧延機を中心としたあらゆる塑性加工機メーカーとして、多くのお客様に装置を納品してまいりました。また、ただ装置を設計・製造するだけでなく、修理メンテナンスにも注力しており、お客様に長く安心して装置を使用していただけるよう、日々様々なご提案をしております。

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