概要
装置 | 圧延機、ロールプレス機 | 対象機 | 自社 |
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対象 箇所 | 速度計 | 改造 項目 | 操作盤、スイッチボックス、制御盤、インバーター |
既設の5型2段圧延機において、ミルモータを可変速モータに変更し、圧延材料に対して細かな圧延条件の設定ができるように改造を行った。
ご相談前のお悩み
既設圧延機はミルモータが固定速であり、材料に対して圧延速度の詳細設定ができませんでした。対象材料毎に、圧延荷重のみを変更し対応しておりましたが、新しい素材のテストを行うに当たり、圧延速度を変更することでより詳細な試験を行いたいとのご要望がありました。また、圧延速度を変更することで作業効率を向上させたいというご意向も持たれておりました。
改造のポイント
ミルモータとして使用されていたモータを、変速可能なインバーターモータに改造しました。これにともない操作盤・スイッチボックス・制御盤を新たに製造し、インバータは制御盤内に搭載しました。改造対象機種が数十年前の圧延機であったため、機械図面・電気図面がありませんでしたが、弊社設計が現地調査を行い、図面・構造を再設計し、改造を行いました。
改造後
ミルモータを可変速仕様にすることで、試験可能な範囲の幅が広がり、新しい素材の探索試験が行える様になりました。また従来の試作においても、圧延速度を上げることで圧延リードタイムが短縮し、生産性の向上に寄与しました。
圧延機・ロールプレス.comでは、当事例のように、既設の圧延機のモータをインバータ仕様に改造することが可能です。数十年前の機物でありメカ・電気図面がないことから改造不可との認識を持たれているお客様も多数おられます。図面がない場合でも、弊社の熟練した設計者が現地調査を行い、ベストな改造提案をさせて頂きます。また、自社製品だけでなく、他社製圧延機についても、改造のご相談を承りますのでお気軽に下記よりお問合せください。
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