概要
装置 | 圧延機 | 対象機 | 自社 |
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対象 箇所 | 駆動部 | 改造 項目 | ユニバーサールジョイントの固定 |

4型2段圧延機において、ユニバーサルジョイントにエアクランプを取り付け、操作盤からクランプを操作し、ユニバーサルジョイントを固定できるように改造しました。
ご相談前のお悩み
ロールの表面状態が悪くなると材料の品質に影響を及ぼす為、一日に何度もロール交換作業を行っていた。一回の交換作業に30分以上掛かりこの作業時間短縮が課題となっていた。
改造のポイント
従来は、機械の後ろ側に移動してユニバーサルジョイントを手作業で固定する必要があった。この手間を省く為に、ユニバーサルジョイントにエアクランプを追加し、操作盤からボタン一つで固定できる改造を提案しました。工具を使わず、ボタン操作で行える様になったことで、時間短縮だけでなく安全に作業を行える様になりました。
改造後


ユニバーサルジョイントの固定をボタン操作で行える様になったことで作業性が向上し、ロール交換が15分で行える様になり、作業時間が半分に短縮されました。また、固定の際に無理な態勢をとることも多く、作業者の体に負荷がかかっていましたがその負荷を取り除いたことで、現場の作業者の方に非常に満足頂いた事例となります。
圧延機・ロールプレス.comでは、ユニバーサルジョイントの固定方法を半自動化することが可能です。他社製品でもスペースがあれば、改造可能です。図面がない場合は、現地調査・採寸の上、改造提案させて頂きます。
また、今回の事例では、現地調査の上作業者の動線や作業内容を確認させて頂き、改造ポイントを提案させて頂きました。「特定の要望はないけど、作業効率をUPしたい」という要望を頂けましたら、現地調査を実施後に改造提案をすることが可能です。圧延機の作業性にお悩みの方は、下記よりお気軽にご相談ください。