概要
装置 | 圧延機、ロールプレス機、スリッター、伸線機、スェージングマシン 他 | 対象機 | 自社 |
---|---|---|---|
対象 箇所 | 制御盤・モータ・インバータ | 改造 項目 | 制御盤・モータ・インバータ |
30年前に導入させて頂いた大型4段圧延機の老朽化に伴い、制御盤・モータ・インバータの改造工事を実施し、現場の作業者様のご要望に応えて新たな機能の追加を行いました。
ご相談前のお悩み
既設圧延機の老朽化により制御・電気面で不具合の頻度が年々増えていました。電装部品の多くが既に廃版となっており、お客様自身でのメンテナンスが困難となっていました。また、同じ工場にある別の大型圧延機と比べると機能的に劣る為、現場の作業者様から扱いにくいとの不満の声が上がっていました。
改造のポイント
新規圧延機の導入要望でしたが、現物を確認させて頂いたところメカ部分はきれいな状態で引き続きの使用が可能であったため、制御盤・モータ・インバータ含む電装品入替工事を提案させて頂きました。当改造工事であれば、新規圧延機導入費用の1/2のコストで済むため、コストメリットを感じて頂き、電装品入替工事で進めることになりました。
メカ・ソフトともに図面・構想を再設計し、機械フレームを最大限流用できるよう設計しました。
また、下記の機能付加を提案し、実施させて頂きました。
①DCモータをインバータ付のACモータに変更することで、本体サイズを小さくし省スペース化する。
②操作盤をタッチパネルに変更し、操作性向上
③PCと本体をLANケーブルで接続し、圧延パススケジュール、設定速度・実測速度、設定圧延荷重・実測圧延荷重のデータロギングを行う
④ワークロールの自動磨き装置の搭載
改造後
ワークロールの自動磨き装置の搭載により、一部分の作業を自動化したことで、生産性が向上しました。また、データロギングによりお客様の圧延品質の保証を可能にし、お客様の新規取引先開拓につながりました。
新規圧延機導入と比較し1/2の費用で導入でき、最大限の付加価値を提供できたため、お客様に大変喜ばれた事例となります。
圧延機・ロールプレス.comでは、当事例のように老朽化した機物の改造工事を行っております。電装品が部品終息となり、メンテナンスができない場合においても改造対応させて頂きます。また、自社製品だけでなく、メンテナンスを見ることができない他社製圧延機についても、改造のご相談を承りますので、お気軽に下記よりお問合せください。
お問い合わせはこちら