概要
装置 | 圧延機、ロールプレス機 | 対象機 | 自社 |
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対象 箇所 | 加圧部 | 改造 項目 | ロードセル |

6型4段圧延機において、圧延ロールにロードセルを搭載し、荷重測定ができる仕様に改造。
ご相談前のお悩み
既設圧延機では、圧延作業中の実荷重の測定ができず、計算上の圧延荷重を目安に圧延スケジュールを作成し、製品の加工を行っていました。そのため、誤った設定により機械に過大な負荷ががかかったとしても把握できず、重大な故障につながる可能性を懸念されていました。
改造のポイント
圧延ロールにロードセルを搭載することで荷重測定を可能としました。これにより、圧延中の実負荷を測定出来るようになり、過負荷による故障を防ぐことが可能になりました。また、圧延荷重の実測値はタッチパネル内に表示し見える化するだけでなく、データー収集機能も追加してPCでのデータ保存も可能にしました。
改造後


当改造は、圧延機の保全予防を目的としたものでしたが、データロギングや圧延荷重の見える化により、適切な圧延条件の見極めが可能となり、圧延品質の向上も実現しました。また、ロールの両端の荷重を個別に表示することができるようになった為、左右の負荷バランスを見える化する事が可能となり、作業効率も向上しました。
圧延機・ロールプレス.comでは、既存の圧延機にロールにロードセルを搭載して、荷重測定可能な仕様に改造することが可能です。数十年前の機物でありメカ・電気図面がないことから改造不可との認識を持たれているお客様も多数おられます。図面がない場合でも、弊社の熟練した設計者が現地調査を行い、ベストな改造提案をさせて頂きます。また、自社製品だけでなく、他社製圧延機についても、改造のご相談を承りますのでお気軽に下記よりお問合せください。
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