概要

装置溝圧延機 対象機自社
対象
箇所
溝ロール 改造
項目
溝ミガキ装置の設置

溝圧延機において、磨き作業の効率化を目的に、ロール溝部の半自動磨き装置を追加した事例です。

ご相談前のお悩み

溝ロールの表面粗度を均一に保つため、定期的にロール溝部の磨き作業を行うことが必要です。
従来、溝ロールの磨き作業を人手にて行っていました。磨き作業には、1時間程度の時間を要しており、稼働終了後に日々作業を行う必要がありました。付随作業であるロール溝部の磨き作業を効率化することで、生産性を向上したいとのご要望がありました。他にも、人的作業であり、手を挟む等の危険性があり、また磨き品質が作業者によってばらつき圧延品質が低下するという問題もあって自動化要望を頂戴しました。

改造のポイント

既設溝圧延機の圧延ロール部に取り付けることが可能な、溝磨き装置を製造しました。各溝部に適した形状のアタッチメントを搭載し、先端に研磨剤が塗られたウエスを取り付け、エアシリンダーによって圧延ロールに押し付けることで溝を磨きます。設置した後は、ロールを回転させるだけで人的作業が不要であるため、作業効率が向上します。

 

改造後

溝ミガキ装置の追加
溝ミガキ装置の追加

ロール磨き装置の搭載により、1時間かかっていた磨き作業を削減することが可能となり、生産性が向上しました。また、手を挟む等のリスクの排除や、磨き品質の均一化による圧延品質の向上も実現できました。

圧延機・ロールプレス.comでは、当事例のように、既設圧延機に機能付加を行う改造工事が可能です。お客様のご要望に併せて機械構造部品から電気制御まで、幅広く対応させて頂きます。また、自社製品だけでなく、他社製圧延機についても、改造のご相談を承りますので、お気軽に下記よりお問合せください。

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