装置ロールプレス機 型式2RM-500DRR
業界電池関係 生産品
名称
リチウムイオン電池の極板

お客様のご要望

電池製造メーカー様より、高線圧でのプレスにより高密度の電池を製造したいとのご要望を頂きました。高密度の電池を製造するうえで、既設機は線圧3Ton/cmまでしか掛けられず、5Ton/cm 以上の荷重をかけられるロールプレスが必要でした。また、既存機は機械の剛性が低く、高荷重をかけると製品の厚み精度がバラついてしまうという問題を抱えていました。更に既存機は構造的な問題から、ロール交換作業に時間が掛かるだけでなく、組付けの作業次第で機械精度に影響を及ぼす事があるという問題も抱えていました。これらの問題を解決すべく新規のロールプレス導入をご検討されていました。

導入目的・導入後効果

ロールプレス"2RM-500DRR"をご提案し、当社工場にある社内テスト機を使用し、実際に設備の作業性や品質をご評価頂き納入が決定しました。
ロールプレス機"2RM-500DRR"は各部の剛性を高めた設計となっており、回転振れ精度も1μ以下という高精度な設備です。幅30cm以下の電極においては最大5Ton/cmの線圧でのプレスも行う事が出来るようになりました。
ロール交換の作業性を考慮した設計のため、ロール交換作業時間の短縮だけでなく、手順書通りに作業を行えば、経験の浅い作業者でも安全に且つ機械精度を維持できるのが特徴です。お客様に大変満足頂いた納入事例となります。

大野ロールだからこそできること

当事例のように、高品質で作業性の向上が可能なロールプレス"2RM-500DRR"は、現代のお客様の持つ、高品質・作業性向上というニーズにこたえることのできる機械です。また、今回導入させて頂きましたお客様は、設置スペースが限られており一般的な仕様では、"2RM-500DR"を設置することができませんでしたが、有効スペースに合わせたオーダーメイド品としてロールプレスライン全体を設計することで、設置が可能となりました。
対象ワークをお預かりさせて頂き、弊社内でテスト圧延を実施させて頂くことも可能ですので、ロールプレスの導入をご検討の方、またロールプレスにお悩みをお持ちの方、是非お気軽にお問合せください。