装置卓上型φ63熱間溝圧延機 型式2RM-63D
業界研究所、学校、線材加工メーカー 生産品
名称
新素材、ワイヤー、丸棒、角棒

お客様のご要望

線材加工メーカー様より、丸棒・角棒・パイプを溝圧延で加工したいというご要望を頂きました。新製品開発の為の探索試験として使用するため、できるだけコストを抑えながら、様々なテストを行う為用途を限定させず、多様性を持たせた仕様のご要望がありました。また、圧延荷重の測定やロール交換の簡易化、ロール表面温度の可変幅拡大など、いくつかのニーズもございました。線材加工メーカー様では、棒材の溝圧延だけでなく粉末圧延や板圧延も行う計画が有りました。

導入目的・導入後効果

新商品の探索試験が目的であり、素材寸法が小さかったことから、能力的に卓上型で十分賄えたので、卓上型φ63熱間溝圧延機"2RM-63D"を提案させて頂きました。外観寸法は小型で、狭いスペースに設置可能ですが、圧延荷重は最大5Tonまで可能な非常に扱いやすい圧延機です。
お客様の社内で粉末圧延のご計画もあった為、当圧延機のロールセットを組み替えることにより溝圧延・粉末圧延・板圧延が兼用できるという仕様に魅力を感じて頂き、導入が決定しました。当圧延機はロール交換を簡単に行える構造となっており、多品種少量生産に向いています。また研究開発用として多岐にわたる製品を圧延するため、圧延荷重の測定ができるように、ロードセルを搭載しております。

大野ロールだからこそできること

当事例の卓上型φ63熱間溝圧延機は、板圧延・溝圧延・粉末圧延の兼用機です。それぞれを個別に複数台導入するよりもコストを抑える事ができたのでご満足いただけました。当社は、お客様のニーズや現況に合わせた仕様にて、最適な機物・仕様をご提案させて頂きます。対象ワークをお預かりさせて頂き、弊社内でテスト圧延を実施させて頂くことも可能ですので、圧延機の導入をご検討の方、また圧延機にお悩みをお持ちの方、是非お気軽にお問合せください。