装置卓上型φ63熱間粉末圧延機 型式PRM-63D
業界研究所、学校 生産品
名称
新素材、グリーンシート

お客様のご要望

金属材料製造メーカー様より、新素材の金属粉末からグリーンシートを製造したいというご相談を頂きました。これまでは平面プレス機にて試作品の製造を行っていたが、量産を見据えて生産性を上げる為にロールでの成形を検討したいとの話でした。また、研究のための設備でもあったため、圧延荷重を測定し、新素材から生成したグリーンシートの仕上がりを分析したいというご要望もありました。

導入目的・導入後効果

試作開発の段階であり、まずは様々な条件でのデータ収集を行う事が大前提であったため、卓上型粉末圧延機の"PRM-63D"の提案をさせて頂きました。当社では、卓上粉末圧延機"PRM-63D"のデモ機を保有していますので、新素材の金属粉末を用いたテスト圧延を実施しました。①ロール表面を150℃程度まで加熱した熱間圧延により、お客様のご要望通りのグリーンシートが製造できたこと ②圧延部にロードセルを搭載することで、圧延荷重の測定が可能なこと、を評価頂き、納入が決定しました。

大野ロールだからこそできること

当事例の卓上型粉末圧延機は、冷間だけでなくヒーターを組み込んでの熱間圧延、荷重計による圧延中の実荷重の測定、目的に合わせてローラーの形状も変えるなど、様々なラインナップを揃えております。装置が小型であるためグローブBOX内に設置する事も可能です。見た目は研究開発用の小型の機械ですが、性能も剛性も量産設備と同様の設計思想で製作を行っているので引けを取りません。
当社は、お客様のニーズや現況に合わせた仕様にて、最適な仕様をご提案させて頂きます。対象ワークをお預かりさせて頂き、弊社内でテスト圧延を実施させて頂くことも可能ですので、粉末圧延機の導入をご検討の方、また粉末圧延機にお悩みをお持ちの方、是非お気軽にお問合せください。