装置6型2段温間圧延機 型式2DR-160D
業界研究所、学校 生産品
名称
鋼板、金属板

お客様のご要望

アルミニウム合金、マグネシウム合金などの軽金属素材の研究施設様より、熱間圧延を行いたいというご要望を頂きました。新素材開発の為の研究用途としていたため、多種多様な圧延を行えるようにしたいというご要望から、温度だけでなく、荷重、速度、ロール径、周速差なども自由に変えられる機能が必要でした。

導入目的・導入後効果

お客様の素材寸法と、ご要望の圧延条件から6型2段温間圧延機"2DR-160D"をご提案させて頂きました。当社内にある同型の社内テスト機でテスト圧延を実施させて頂き、圧延温度や荷重測定が可能な点など、お客様のご要望の仕様と性能を満足いただける事をご評価いただき、納入が決定しました。幅広い材料の仕上がり寸法に対応させるべく、小径~大径まで複数のロール径を組み替えて使用できる機構を追加しました。また、材料に特殊な歪を加える為に、上下ロールの速度を変えた異周速圧延を行える機構も仕様に加えました。
研究開発用の設備であり変数が多いことが重要となるため、圧延中の温度、荷重測定、速度可変、異周速、圧下量等をそれぞれ設定・変更でき、且つこれらのデータを連続的に収集出来るようにすることで、より研究開発に適した仕様にて導入させて頂いたことで、お客様に大変満足頂いた納入事例となりました。

大野ロールだからこそできること

当事例の6型2段温間圧延機は、異周速圧延や圧延荷重測定等の仕様をお客様のご要望に合わせて盛り込み、オーダーメイド品として設計・製作しました。
当社は、お客様のニーズや現況に合わせた仕様にて、最適な機物・仕様をご提案させて頂きます。対象ワークをお預かりさせて頂き、弊社内でテスト圧延を実施させて頂くことも可能ですので、圧延機の導入をご検討の方、また圧延機にお悩みをお持ちの方、是非お気軽にお問合せください。