加圧部ゴイシの交換作業

概要

装置	圧延機・ロールプレス機	対象機	自社
対象箇所	加圧部ゴイシ	修理項目	加圧部ゴイシの変形、偏当たり、摩耗

鉄系金属用の１２型２段圧延機において、加圧部のゴイシが変形していたため修理を行いました。

ご相談前のお悩み

以前は問題なく製造出来ていた製品が、ある時期を境に板厚のバラつきが目立つようになり、著しく生産性が低下した事から原因の追究と問題の解決のご相談を頂きました。

修理・メンテナンスのポイント

現地にて調査を行った結果、加圧部のゴイシに変形が見つかりました。これが原因で圧延中の荷重を正確に受ける事が出来ずに、圧延精度の低下につながったと推測し、修理を行いました。今回は変形の量が多かった為に、工場に持ち帰り機械加工にて修正を行いました。また、手作業にて擦り合わせを行い圧延荷重が一定にかかるように、仕上げ加工を行いました。その後、組付けを行い、生産立ち合いにより圧延精度が維持されている確認を行いました。加圧部ゴイシは、過大な圧がかかる部品であるため摩耗、変形が起こりやすく、圧延精度の低下につながりやすい部品です。定期的により、変形・摩耗がないか確認することが重要である旨をご説明いたしました。

修理・メンテナンス後

ゴイシの修正により、圧延精度は向上し、不良品発生リスクを低減することができました。

圧延機・ロールプレス.comでは、加圧部ゴイシの交換作業を実施しております。加圧部のゴイシは圧延中の荷重を直接受ける重要な部品です。シート圧延がメインの圧延機の場合、材料のしり抜け時の衝撃荷重によってゴイシや荷重の受け面を変形させてしまう場合が多々ありますので、常日頃からのメンテナンスが重要になります。また、過負荷が掛かった場合にはロードセル（荷重計）も変形している可能性がありますので、定期点検を行い再校正を行うことを推奨します。圧延機・ロールプレス.comは定期点検・メンテナンスのご依頼も承ります。圧延機の予防保全のため、年に１度の定期点検を推奨しております。自社製品だけでなく、他社製品のメンテナンス対応も可能ですので、圧延機・ロールプレスに関するメンテナンスについて、下記よりお気軽にお問合せください。

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