概要
装置 | 圧延機 | 対象機 | 自社 |
---|---|---|---|
対象 箇所 | 制御盤、操作盤 | 改造 項目 | 制御盤、操作盤 |

既設の5型2/4段圧延機において、圧延中の各種データを把握するデータロギング機能を付加する改造を行いました。
ご相談前のお悩み
品質保証のために、圧延機のデータ管理・記録が求められていますが、既設圧延機では、データ収集を行うことができませんでした。品質担保のためのデータ管理だけでなく、適切な圧延条件の作成も目的とされていましたので、より詳細なデータを機械側で把握する必要がありました。
改造のポイント
既設圧延機の制御盤内にアンプを設置することで、操作盤からデータ収集できるようにしました。また、①測定ボタンを押してデータ収集する②起動後に毎回データを収集する、という2つのデータ出力方法をプログラムしました。改造当初、データ運用方法が明確でなかったため、2つのデータ出力方法を搭載したことで、お客様独自のデータ運用方法に合わせて柔軟に対応頂くことが可能となりました。
改造後
当改造によって、装置の稼働状況を様々な圧延データとして記録できるようになったことで、製品の品質の向上だけでなく、装置の状態をタイムリーに把握できるようになり、メンテナンス性の向上にもつながった。また、各種圧延データを見える化する事で、新しい圧延スケジュールの作成にも利用できるようになった。
圧延機・ロールプレス.comでは、既設圧延機にデータロギング機能を搭載することが可能です。当事例の圧延機は、元々圧延荷重や圧延速度の実測値を測定できる仕様になっておりましたが、実測値を収集する機能の無い様な古い圧延機でも改造可能です。また、図面がない場合でも、弊社の熟練した設計者が現地調査を行い、ベストな改造提案をさせて頂きます。また、自社製品だけでなく、他社製圧延機についても、改造のご相談を承りますのでお気軽に下記よりお問合せください。
お問い合わせはこちら