概要

装置圧延機、ロールプレス機 対象機自社
対象
箇所
本体部 改造
項目
冷却装置、本体部
ロール冷却装置の搭載

5型4段熱間圧延機において、お客様の工場内の工業用水を使用せず、油循環による冷却装置を追加して圧延設備を冷却できる機構に改造しました。

ご相談前のお悩み

当圧延機では、圧延設備の冷却にお客様の工場内に循環している工業用水を使用していました。工業用水には、錆・シリカ成分・砂などが含まれていることもあり、配管が目詰まりして冷却機能が安定しない等の不具合が発生していました。

改造のポイント

工業用水による冷却ではなく、冷却専用のタンクを設けて、#32程度の比較的粘度の低いの鉱物油を循環させる装置を後付けで搭載しました。この冷却装置は、圧延機のタッチパネル操作盤と連携しております。タッチパネル上でロールの加熱を開始すると油の循環も連動する仕様になっています。

改造後

ロール冷却装置の搭載

冷却専用のタンクを設置し、装置内だけでの循環回路にすることで、配管の目詰まりを低減させることができたためメンテナンス性が向上しました。また、油の温度を常に一定に保つ事で製品の品質の向上にもつながりました。

圧延機・ロールプレス.comでは、既設の工業用水用から当事例のような個別の循環式の冷却装置に置き換えることが可能です。自社製品だけでなく、他社製圧延機に搭載されている冷却装置についても、置き換え・改造のご相談を承りますのでお気軽に下記よりお問合せください。

お問い合わせはこちら