用語解説

駆動ロールとは、圧延機に使用される、回転等の動作を伴う円柱状の金属部品のことです。2段圧延機では、2本の駆動ロールが回転し、ロール間を金属材料が通ることで、所定の厚みに圧延します。金属材料が固く薄い場合に用いられる4段・6段圧延機では、2本の駆動ロール径が小さくなることで強度が不足します。そのため、4段圧延機では補強ロールを、6段圧延機では中間ロールを駆動させます。圧延機の中で、最も修理・メンテナンス頻度が高い部品であり、駆動ロールの不具合は成型品の傷や不均一な厚み等の発生に直結します。